東京発 異世界行き

4047294985東京発 異世界行き (ビームコミックス)
大武 政夫
KADOKAWA/エンターブレイン 2014-03-03

by G-Tools

デビュー作『こまきまき』から、最新作『三田村桜子(仮)の一生』まで、まだ見ぬ"笑い"を求める旅の道程が一冊に! 独特の間と語り口、ひと工夫ある構成、ツッコミの冴えがクセになる全9作品。ボーナストラックとして叙情に満ちた『青信号までの時間』を収録。


題名に釣られたのだが、収録されている短編の大半が異世界とは全く関係無くて、何者にもなり切れないただの小市民の話ばかりで萎える。自殺する訳でもないのに、若さゆえの過ちで橋から飛び降りて溺れるJKや、それを助けようとして服を脱いだら警察に捕まりそうになるリーマンなどなど。

馬鹿なチャラ男に金を貸してバイクを買えなくなりそうなJKとか、ちっとも笑えないボケとツッコミを繰り返すJKとか、何気にJK比率は高いのに、ちっともワクテカ出来ない、どうでも良い話ばかりである。

「三田村桜子(仮)の一生」だけは、異世界ネタで良かった。普通の家庭に生まれた少年が、何事もなく成長し、そこそこの私大に合格した日、浮かれすぎてトラックに轢かれかけて異世界の森の中へ。偶々、森の中へやってきたジジイにすがりついて弟子入りし、そこそこの魔法使いとして人生を過ごして大往生。

しかし、気づくとその世界で女の子として転生していた! 前世記憶があるので、神童と崇められ、若くして大魔法使いとなるが、古代文明の遺跡調査中に別の世界へ飛ばされる。そして、飛ばされた先は、日本だった!

不法労働者に混ざって苦労した結果、どう見ても外国人(というか異世界人)なのに、三田村桜子という身分を手に入れる。日本で堅実に生きようと頑張り、大学に合格したところ、隣には前世の自分が!?

せっかく美女の大魔法使いになったのに、日本に飛ばされたら夢も希望もない感じだよな。つーか、日本でも魔法が使えるのなら、その能力でTVにでも出れば儲かるんじゃないのか?


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