もう一つの地球が見つかる日 系外惑星探査の最前線

4794219210もう一つの地球が見つかる日―系外惑星探査の最前線
レイ ジャヤワルダナ Ray Jayawardhana
草思社 2012-08

by G-Tools

太陽系以外の惑星、つまり地球から遠く離れた恒星を回る惑星を「系外惑星」という。この系外惑星の探査は現在、科学界でも最も熱い領域となっている。1990年代以降、数々のブレイクスルーにより、遠い星を周回する惑星が数百個発見され、さらにはその惑星の大きさや軌道、組成までもが次々と明らかになっているのだ。地球外生命の証拠をとらえる日もそう遠くないだろう…。生命は地球にしか存在しないのか、地球のような惑星は他にはないのかという、人類はじまって以来の疑問に、今、答えが出ようとしている。系外惑星探査の歴史から技術的背景、将来への展望、発見に次ぐ発見で熱気溢れる研究現場の興奮までを、第一級の研究者が描く科学ノンフィクション。


常識的に考えれば、これほど多くの恒星系が存在しながら、太陽系だけが特別とするほうがおかしいのだが、最近までは系外惑星が存在するのか否か、議論がされて来た。ドップラー法による観測と計算で、絶対に行けないような遠方の惑星の存在だけでなく、質量や成分まで分かるようになるとは、驚きである。

恒星の至近距離をホット・ジュピターと呼ばれるような大型ガス惑星が回っていたり、地球の何倍もある地球型惑星スーパー・アースが見つかったり、巨大惑星が楕円軌道を描いていたりする。赤色矮星や褐色矮星も惑星を持つ事が分かってきた。

320天文単位を超えるような遠距離に惑星を持つ恒星もあり、太陽系の狭い常識では考えられない世界が広がっていて面白い。ちなみに、1天文単位がどれくらいの距離なのか分からなかったのでグーグル先生に聞いたところ、149,597,870,700mで、これは地球と太陽の距離らしい。現在、太陽系で最も外側にある海王星が30天文単位しか離れていないようなので、320天文単位だと、とんでもない遠距離に惑星が存在する事になる。


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