チートだけど宿屋はじめました。 2

4575239380チートだけど宿屋はじめました。(2) (Mノベルス)
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双葉社 2015-12-25

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王都で評判の宿『竜亭の宿木』の女将のカーラは、日本から転生してきた元・男性。あまりの人気で宿泊予約が引きも切らない状況に、カーラはついに宿を拡充する決断をした。従業員の募集に新人研修にと、大忙しカーラ。果たして『竜亭の宿木』に平穏は訪れるのか? 「小説家になろう」発、大人気お仕事ファンタジー第二弾!


カーラは今まで一人で宿屋を経営していだのだが、馬鹿な強盗に襲われたのを機に、従業員を雇おうかと思い始める。もちろん、馬鹿な強盗はとてつもなく恐ろしい目に遭った。この世界の神クランよりも強いのだから、カーラに勝てる奴なんて、チート能力を授けた最高神以外には存在しないのである。ちなみに、最高神はカーラの姉だという設定になってしまっている。

従業員募集と聞いて、様々な人物が面接に来るのだが、絶対に採用してはいけない相手などもやって来るのが恐ろしい。ライバル宿屋「歓喜の庭園亭」の娘アンナを雇えないのは当然として、帝国の皇帝まで面接に来るのは異常である。後は、能力値が微妙な感じの冒険者や、クズ貴族なども面接を受けに来る。ここで、初めて知る事実。オークラン王国は、日本から来た大倉光彦が建国した国だった。

結局、採用されたのはルカ・ツークンフト、リキュア、カーマイン・シルブスの三名だった。リキュアだけ苗字が無いのは、元貴族で家名を捨てたからである。全員が元冒険者で、それなりに腕も立つのだが、研修初日に、魔王に攻められて人が住めなくなった場所まで連れて行かれて、強くなる修行が始まる。限界突破という技を使えば、体力や精神力の最高値が一桁増えるらしい。修行するための先生として呼ばれたのは、伝説の邪竜ファフニールだった。

限界突破を終えた一行は、王都に戻って来て一日休みとなる。グラー・カイラスという名工に師事した武器屋が増えているのはともかく、防具研究家を名乗るサイコ・ウシンという人が、特殊能力を付与したものを広めているのは……。最高神がゲーム感覚で遊びすぎである。

三名は、カーラの知り合いが最近作った「ファッションセンター・KRN-200」という服屋に来る。店長の名前はKRN-200というのだが、本当はクラン神である。この世界の唯一神が服屋の店長とか、こちらも遊びすぎである。

1巻と比べて、従業員を雇って教育するだけでほぼ1冊分が費やされてしまうのが微妙だったが、最終章で悪意を持つ誰かが宿屋を狙い、悪意を持つ誰かがカーラの暗殺を企み、クズ貴族達が反乱を計画し、クズに全てを奪われた研究者が世界の半分を支配した魔王の封印を解くという、悪意のオンパレード状態になるのだが、こんな中途半端なところで終わってもなぁ……。

ウェブサイトも更新が止まっているし、このまま放置される可能性が高い気がするのだが。


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