私たちは今でも進化しているのか?

4163901930私たちは今でも進化しているのか?
マーリーン ズック Marlene Zuk
文藝春秋 2015-01-26

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ハワイ諸島の雄コオロギは寄生バエの攻撃から逃れるために、突然変異により羽音を出す器官を消失し、わずか5年で鳴かないように進化した。他にもガラパゴス・フィンチやグッピー、ヒキガエル、キスイガメなど、動物界では急速な進化を遂げた例が多数見つかっている。進化には、何百万年という途方もない時間がかかるという考えは誤りだ。


進化とは長い年月をかけて徐々に進行するものであるというイメージが強いが、実際にはごく短期間で行われる事もある。具体例として挙げられているハワイ諸島の雄コオロギは寄生バエから逃れるために、短期間で鳴かなくなった。長い時間をかけないと現れない進化もあるが、環境の変化などが加わると、適応して生き延びるため、極めて短期間に進化する事がある。

人類は原始時代の暮らしに適応していたのだから、昔と同じものを食べるべきというパレオ信者に対する反論に、かなりのページを割いているのだが、原始時代懐古厨とかいるのか。彼らの主張には科学的な根拠が乏しいし、やたら農業を敵視して肉ばっかり食っているし、ベジタリアン並みに胡散臭いよね。そんなに肉ばっかり食っていると、癌になるんじゃないの? 自分だけに俺様ルールを適用する分には、好きにすれば良いと思うけど。

「私たちは今でも進化しているのか?」という問いに関しては、勿論Yesである。高地に適応したチベットの人々や、エイズ耐性のある人の出現を見れば明らかだろう。今の人類が進化の頂点で、もうこれ以上は進化しないという考え方はあまりにも驕りすぎだし、お前らはもうこれ以上進化しなくても良いのか? と思ってしまう。このままの環境が永続する訳ではないのだから、変化に適応出来ないと、何かあったらアッという間に滅びてしまうぞ。

訳者あとがきで、最近の若者は脚が長くて顔が小さくなった事に言及し、自然選択が働いたせいなのかと疑問を投げかけているが、確かに昔と比べて綺麗な脚の娘が増えたよね。20年くらい前の女子高生は、ドムみたいなのが結構いたのにな(笑)。短足不細工世代としては、あの綺麗で細くて長い脚は羨ましい限りである。


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