Very Hungry Cthulhupillar

0989410714Very Hungry Cthulhupillar
Ben Mund
Signal Fire Studios LLC 2015

by G-Tools

Cthulhu has eaten your childhood! The Very Hungry Cthulhupillar is a full color, fully-illustrated book in the style of a classic piece of children's literature-not actually intended for a young audience. A cthulhupillar eats more and more to sate his ravenous appetite and what shall he become?


『はらぺこあおむし』という名作があるらしいが、幼少の頃、読んでもらったという噂の絵本なのに、全く記憶に無い。すでに家には存在しないので読めないのだが、図書館の本は、いつも誰かが借りているので、やはり読めない。

というわけで、『はらぺこあおむし』が読めないなら、『はらぺこクトゥルフむし』を読めばいいじゃない。え? 『はらぺこあおむし』のパクリだって!? エリック・カールが、パロディを許可しているから、パクっても問題無いのである。他にも『はらぺこゾンビ』とか、色々とあるらしい。


星が輝く夜、海に沈んだルルイエに小さなお墓があった。星辰が正しい位置についた日曜日の朝、お墓から大きなはらぺこクトゥルフが飛び出す。クトゥルフはおなかがぺこぺこ。とてつもない空腹感を和らげるため、食べるものを探しはじめる。

月曜日に崇拝者を一人食べ、火曜日には準備不足の古物収集家を二人食べ、水曜日には、チャールズ・デクスター・ウォードの箱を三つ食べる。木曜日に不気味な彫刻を四つ食べ、金曜日にエーリッヒ・ツァンの楽譜を五つ食べる。

そして土曜日。ショゴス、ひどく硬い古のもの、ディリングハストマシーン、ぬるぬるの深きものども、宇宙の色、人面ネズミ、脳の缶詰、ガグ、ピックマンの絵、ミ=ゴを食べた。食べ過ぎなのか、この中に何か悪いものが含まれていたのかは不明だが、クトゥルフ虫はお腹が痛くなって泣く。

次の日曜日。クトゥルフは禁じられた立派な学術書を一冊むさぼるように食べ、お腹の具合が良くなった。ネクロノミコンは腹痛によく効くらしい(但し、邪神に限る)。空腹ではなくなったクトゥルフはルルイエに眠り、新しい墓石を建てて数十億年の眠りにつく。

それから間もなく、クトゥルフは眠りから覚めて世界を食べたが、可愛いままだった。えっ!? いくらなんでも、クトゥルフは可愛くないだろう。ショゴスやニャルラトホテプなら、時と場合によっては可愛くなるかもしれないが、俺のクトゥルフがこんなに可愛いわけがない!


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