転生したら剣でした

B071CXXLV7転生したら剣でした (1) (バーズコミックス)
棚架ユウ 丸山朝ヲ るろお
幻冬舎コミックス 2017-04-24

by G-Tools

「名無し」の奴隷、黒猫族の少女。呪詛の首輪の強制力により、逃げ出す事も叶わず虐げられ、売り飛ばされるのをただ待っている日々──。そんなある日、少女が目にしたものとは…!? 第4回ネット小説大賞を受賞した大人気小説を堂々コミカライズ!


第4回ネット小説大賞受賞作のコミカライズ。普通の異世界転生物とは違って、主人公が生物ですらない剣に転生してしまっている。思考能力が備わっているので、インテリジェント・ソードと化している。

表紙の猫耳少女は主人公ではなくて、剣の装備者である。原作だと、剣に転生してから、魔力を使ってその辺にいるゴブリンなどを自力で狩りまくり、強化しているので、猫耳少女と出会った時点で、すでにかなり強くなっている。

魔力ゴリ押しではなく、頭脳プレイも駆使して強敵と戦っていたが、ある日、魔力を吸い取る地形に突き刺さってしまい、浮遊する事が出来なくなってしまう。

近くを腹黒い奴隷商人の馬車が通りかかるが、ツインヘッド・ベアに襲撃されたため、奴隷を捨て駒にして逃げようとする。猫耳少女も餌にされかけるが、刺さっていた剣に呼ばれて地面から引き抜く。装備者と認定されたため、スキル共有によって、剣が手に入れた能力を使えるようになった。

戻ってきた奴隷商人が剣を取り上げようとするので、怒った剣は奴隷商人を殺してしまう。猫耳少女が逆らえなくても、剣のほうは何の拘束魔法もかけられていないので、勝手に攻撃出来るのだった。

所有者が死んだため、猫耳少女は奴隷から解放された。名前も取り上げられていたのだが、昔の名前だったフランを名乗る事にする。剣のほうは本当に名無しなので、フランから師匠と呼ばれる事になった。

師匠は何で剣なのに喋る事が出来るのかフランに聞かれるのだが、話すと長くなるというと、10文字以下で言ってくれと言われる。10文字以下で説明すると「転生したら剣でした」というわけである。

スマホ片手に運転しているクズに轢き殺された主人公は、気が付くと剣になっていた。ゴブリンに遭遇したとき、自力で動く事が出来るのを知り、その辺にいたモンスターと戦いまくる。モンスターの体内にある魔石を斬ると、敵のスキルを喰う事が出来た。

戦い続けると魔石値が貯まって行き、自己進化する事も分かった。戦った相手のスキルを吸収しつつ、レッサーワイバーンやグラトニー・スライムロードなどの強敵や中ボスも倒し、どんどんおかしな魔剣になっていく。自己修復機能や次元収納なども獲得して便利な剣になる。

中ボスはグラトニー・スライムロード以外に、ドッペル・スネイク、ブラスト・トータス、タイラント・サーベルタイガーが存在した。

フランは黒猫族で、強くなれば進化するらしい。とある因縁により神罰を受け、黒猫族はほぼ進化出来なくなっているのだが。

武器は自分がいれば良いが、防具も必要なので、お金になりそうなモンスターを倒して解体しつつ、町がありそうな方向に進んで行く。師匠は料理スキルもMAXになっているので、道中の食事なども、全く問題が無かった。

ようやく森林地帯から抜けて、街道に出たところ、早速だが、馬車がゴブリンに襲われているという定番イベントに遭遇。フランは三連突、二段斬り、気刃斬と、今までに獲得した剣技を次々に繰り出して敵を圧倒した。小さいのに恐ろしく強いが、本来は師匠の能力である。

助けた商人から色々と教わるが、魔獣の脅威度ランクはこのようになっているらしい。

S 正解の危機。神話級の魔獣。 フェンリル、神級ドラゴン
A 大陸の脅威。 悪魔王、王級ドラゴン、リッチ
B 国の危機。 上級悪魔、上級ドラゴン、王級巨人族
C 大都市の危機。 タイラント・サーベルタイガー、下級悪魔
D 町の危機。 レッサーヒュドラ、ブラスト・トータス
E 村の危機。 レッサー・ワイバーン、オーガ
F 小規模小隊が全滅する。 ツインヘッド・ベア、ウルフの群れ、ゴブリンの群れ
G 成人男性なら何とか撃退可能。 ゴブリン、牙ネズミ


現時点で、師匠がC級まで倒しているのだが。フランは商人の馬車に乗り、城塞都市アレッサに辿り着く。生活していくため、フランは冒険者ギルドに登録しに行くのだが、力の無い者を弾くため、登録希望者は実戦形式の試験を受けなければいけなかった。

対戦相手の試験官ドナドロンドは、なんだか某世紀末に出てきそうな感じの、見た目が怖すぎる鬼人だった。フランはドナドロンドの攻撃を躱すと、土魔法で相手の脚を縛りつつ、空中に飛んで火魔術トライ・エクスプロージョンを無詠唱で放ち、剣技、竜牙突で相手を壁まで吹き飛ばしてしまった。

ギルド定番の水晶で適職を調べると、戦士、剣士、拳士、魔剣士、瞬剣士、魔術師、火炎術師、白術師、召喚術師、魔獣使い、隠密師、薬師、解体師、料理人と、恐ろしく多彩な適職は表示されてしまい、ギルド職員が驚く。フランは、恰好良いからという理由で魔剣士になる事に決めた。

冒険者ギルドの登録は無事に済んだが、このままでは宿に泊まるお金も無いので、道中で倒して解体した魔物の素材を買い取りに出す。森にいた脅威度の高いものは、騒ぎになるので自粛したのだが、それでも19万5000ゴルドという大金に化けた。

フランが大金をゲットしているのを見て、傭兵くずれのクズどもが難癖をつけて来るのもお約束のイベントであるが、振動牙や振動衝などで剣を抜かずに全員倒してしまう。

クズ共との戦いを見ていた魔法鍛冶師のドワーフ、ガルスに声をかけられ、防具を売ってもらえる事になった。今まで汚い旅の服装だったのに、装備品がミスリルの耳輪・猫族用、炎角牛のドレスアーマー、麻痺爪猫の手袋、毒劣飛竜のブーツになった。

本来なら高級装備すぎて予算が足りないが、15万ゴルドで良いらしい。その代わり、背中のインテリジェンス・ソードと話がしたいと、ガルスは言うのだった。師匠の存在がドワーフにバレている件。


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