異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術

4063765962異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術(1) (シリウスKC)
福田 直叶 鶴崎 貴大
講談社 2016-02-02

by G-Tools

MMORPGクロスレヴェリで「魔王」の異名を持つプレイヤー、坂本拓真。ある日、拓真がいつもの眠りから目覚めると、眼前には「私こそが召喚主」と言い張る美少女2人と、見慣れたゲームそっくりの世界が広がっていた。彼はゲーム内の姿で、異世界へと召喚されてしまったのだ! コミュ力0の主人公が、魔王ロールプレイとゲームで培った魔王の能力を武器に、絶対的強さで突き進む異世界冒険譚、開幕!


表紙がこんなのだから、ヘタレが異世界に呼ばれて美少女エルフちゃんとイチャイチャしてチーレム主人公になるような、よくある話かと思ったら、魔王様なりきりプレイというのが意外だった。

坂本拓真はMMORPGクロスレヴェリで「魔王」の異名を持つプレイヤーだった。クロスレヴェリは魔王復活を阻止するというストーリーだが、プレイヤーで魔王と呼ばれる存在がいて、それが坂本拓真の操作するキャラだった。

あまりにも強すぎるので、普段は手加減しているのだが、ネットカップルのようなリア充を見つけた時だけは例外である。ゲーム内結婚をしているようなキャラに出会った時は、全力で爆発させるのである。

ある日、目覚めるとゲームにそっくりな異世界にいて、2人の美少女が「私こそが召喚主」だと主張していた。目の前にいたのは、豹人族とエルフで、どちらも美少女だった。出現位置は星降の塔と呼ばれる場所の頂上で、召喚士が召喚獣を召喚するポイントだった。

坂本拓真は、自分がいつの間にかイケメンになっていて驚くのだが、よく見ると、自分の姿は普段使っていた魔王ディアブロだった。見た目はイケメンになったが、中身は1年以上女の子と喋った事が無いようなコミュ障の非リア充なので、とても困っていた。

坂本拓真は悩んだ結果、見た目通り、魔王ディアブロのキャラなりきりプレイをする事に決めた。2人が召喚主の座をめぐって言い争っているので、仲直りを命じたところ、両方に隷従の首輪が装備されてしまった。本来は、召喚獣に装備されるものだが、魔王ディアブロは魔王の指輪を装備していたため、魔術が跳ね返されてしまったようである。

どちらが召喚主なのかは不明だが、呼び出したほうが隷従させられてしまった。解除方法が不明なので、ディアブロはとりあえず町へ向かう事にする。しかし、内心では不安だった。ゲームでは上限到達レベル150で、元素魔術を極めた最強の魔王だったのだが、その能力が備わっているのか、この世界の平均レベルがどうなっているのか、全く分からないからである。

ディアブロの力が見たいと言われたので、全力の1/10000の力でエクスプロージョンを使用して、岩を粉砕してしまう。本当に使えるか不安だったが、どうやらキャラの能力が備わった状態で召喚されたようである。

ディアブロは、星降の塔の近くにある辺境都市ファルトラに向かう。ゲームと違って、都市には人間やエルフ、豹人族、グラスウォーカー、ドワーフ、混魔族が溢れていた。とりあえず宿屋に向かうが、安心亭の看板娘メイちゃんがいるという部分は、ゲームの設定通りだった。

宿屋で、召喚した目的を聞くのだが、豹人族レム・ガレウのほうは、魔王クレブスクルムの魂を消滅させる事が最終目的で、シェラ・L・グリーンウッドは色々と誤魔化しているが、どうやらエルフの王族で、逃げて来たらしい。

ファルトラ魔術師協会の会長、セレスティーヌ・ボードレールという女性が、隷従の首輪の件を聞きに、宿屋まで来る。外せなくなっているので、協会のほうでも隷従の首輪について調査する事になった。魔王様なりきりプレイが気に入らないらしく、セレスティーヌの護衛に睨まれてしまう。

レムが何か隠しているので、早めに聞いておかないと面倒な事になると確信したディアブロは、拷問すると言い出す。頭部についている猫耳をもふもふしまくるという拷問によって、レムに魔王クレブスクルムの魂が封じられている事が判明した。

気分転換に夜の街を歩いていると、セレスティーヌの護衛をしていたガラクという男が現れ、召喚獣サラマンダーで攻撃してくる。相手にとっては最強の召喚獣らしいが、サラマンダーはLv30しかないので、カンスト状態の魔王ディアブロはノーダメージだった。



406390637X異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術(2) (シリウスKC)
福田 直叶 鶴崎 貴大
講談社 2016-06-02

by G-Tools

ゲームと同じように魔術が使えることに安堵したのも束の間、お金が無いことが判明。そこで生活の糧を得るために冒険者として生きていくことにしたものの、口べたが災いし、行く先々でトラブルに巻き込まれることに。コミュ力0の主人公は、魔王ロールプレイで敵に、美少女に(!?)立ち向かう!


2巻は、ディアブロがガラクたちに襲われたところから始まる。せっかくだから、相手の召喚獣でいろいろと試してみようとディアブロは考える。しかし、レベル格差がありすぎて、物理攻撃だとサラマンダーは軽く一撃を加えただけで倒れるし、魔術相性の悪い組み合わせで試したはずなのに、エクスプロージョン一撃で、低級召喚獣が全滅してしまった。

魔術を使ったので、疲れて寝てしまっていたのだが、宿屋で目覚めるとベッドの両側に美少女が! 何故か大部屋にベッドがひとつしか無かったし、魔王なりきりプレイで自分が床に寝るのは不自然すぎるし、そうなるよなぁ。不可抗力で両側の胸を触っていたのだが、魔王だから「いやーん! ディアブロさんのえっち! バシーン(ほっぺを叩かれる音)」みたいな展開にはならなかった。

おっぱいへの攻撃で2人が起きた後は、冒険者ギルドに向かう。もちろん冒険者に絡まれるという定番イベントが発生するのだが、ガラの悪いおっさんではなくて、イケメンに絡まれるのが新鮮である。相手は、冒険者協会で一番強いとされるエミール・ビュシェルベルジェールだった。

相手は、女の子が好きだと豪語する。どうやら、美少女2人が隷属させられているのが気に食わないらしい。対して、ディアブロのほうも中の人がコミュ障で、魔王プレイでしか会話が出来ないため、面倒な事になってしまう。

エミールはLv50なので、武技ソードスマイトを使ってくる。回避するとギルドの建物が壊れそうなので、ディアブロは受け止める事にした。今度はアルプスフォールを使ってくるのだが、これは発生までの時間が長いので隙だらけだった。発動する前にぶん殴るのだが、その後の展開が寒い事に。この人、残念系イケメンな気がする。

残念イケメンとの対決も無事? に終了したので、ギルドの登録窓口に向かう。しかし、ディアブロはこの世界の文字が読めなかった! 会話は問題ないのに、文字は読めないなんて。シェラに代筆させるのだが、サインと血判は自分でやらなければいけなかった。

サインは英語の筆記体で誤魔化すが、血判の時、思わず深く切りすぎて、血が噴出する事態になってしまう。恐ろしい勢いで血が出るのだが、歪んだ王冠の自動回復機能で、無様な死に方をせずに済んだ。

続いては魔力測定だが、曇った鏡に魔力を注いで、映るようになった部分で強さが分かるらしい。シェラは顔からおっぱい付近まで映ったのでLv30だった。ディアブロが魔力を注ぐと、鏡に映るどころか黒いオーラのようなもので染まってしまった。

判定不能の強さで、確実にギルドマスターより強いので登録出来なくなりそうだったのだが、なんとかなった。人喰いの森のマダラスネイク討伐クエストが出ているのだが、強敵なので誰も依頼を受けないようだ。ギルドからこっそり出て行くガラクが見えたので、こいつの仕業だろう。

森へ行くと、何者かが待ち伏せしているのをシェラが気づいたが、ガラク達かと思ったらエルフだった。ここで、シェラがグリーンウッド王国の姫であることが正式に判明。シェラが誤魔化していただけで、すでにバレていたけど。

エルフの攻撃は全く効かなかった。さすがディアブロだ! 弓矢で攻撃されても何ともないぜ! エルフが陛下より賜った秘宝の矢ですら、ほとんど効かなかった。そして、ディアブロの魔法攻撃フリージアで全員戦意消失となった。

ディアブロは、この世界の住人が低レベルのままになっている理由を知る。ゲームと違って死んだら終わりだから、魔物と戦ってレベルを上げたりはしないのだ。

ガラクという馬鹿がいろいろとやらかしたので、セレスが慰謝料代わりにウルグ橋砦へ差し入れの配達を依頼してくる。都市の目と鼻の先にある場所に物を運ぶだけで10万Fという簡単な仕事のはずだったが、魔族が攻めて来るという情報が入っていて、兵士たちは殺気立っていた。



4063906574異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術(3) (シリウスKC)
福田 直叶 鶴崎 貴大
講談社 2016-09-30

by G-Tools

100体を超える魔族が、ファルトラ市の守備の要、ウルグ橋砦に集結!? どうやら魔王を復活させるための動きらしい。ゲームでも体験したことのない魔族の大規模攻勢に、ディアヴロの力は対抗できるのか!? 一方、レムが残ったファルトラ市でも魔族の策略が蠢いていた。魔族の大軍団と奇襲の挟み撃ちで事態は一気に緊迫。この危機に、MMORPGでの絶対的強さは通用するのか!?


魔族が襲ってくると言う情報は本当だった。大きい奴がいたので、エクスプロージョンの上位版であるフレアバーストを使うが、焼け焦げたけど死ななかった。これは普通の人間だと倒せない相手だよね。

ファルトラ市の内部でも、問題が発生していた。解雇されたガラクが戻って来て、目玉のついた剣で自分を刺したのである。ガラクだったものは、グレゴールという蜥蜴型の魔族になってしまった。やはりクズは最後までクズだったか。

レムが召喚できるLv40の最強の召喚獣でも倒せない相手だったが、残念イケメンが助けに来た。相手が強すぎるので、時間稼ぎくらいにしかなっていないが。

橋砦では、ディアブロが敵を30体ほど倒したところで、魔族の指揮官らしき女が出て来る。エデルガルトは魔族で一番強い魔槍使いらしいが、確かにディアブロ以外は絶対に勝てないくらいの強さだった。Lv80以上の大技、サクリファイスチャージを使ってくるが、回避するとMPの残量が心許なくなるので、避けずに受け止める事にした。

ファルトラ市内の封印が破られそうになっていると連絡が入ったので、エデルガルトの大技を受けきった後、ホワイトノヴァで魔族を一気に殲滅する。発動まで30秒かかるので、魔王様を救うのが使命だから死んでも頑張るというエデルガルトに、真の魔王はディアブロであると宣言して時間を稼ぐ。

ホワイトノヴァで他の魔族は半分以上消滅したが、至近距離で直撃を喰らったはずのエデルガルトは生きていた。戦力が大幅に低下したので、エデルガルトは撤退して行く。真の魔王という部分に反応していたし、美少女魔族だし、これは後で仲間になるフラグだろ?

市内で暴れていたグレゴールだが、エミールが死にかけるくらいボロボロになっても頑張って、結界の破壊を阻止していた。今回は残念イケメンじゃなかった。

グレゴールは市内に戻ってきたディアブロにダークバレット、ダークブレスを撃ち込むが、全て魔術反射が発動して自分に戻ってきた。グレゴールがエデルガルト並に強力だったので、ディアブロはダークブレス、ダークフレア、ダークバースト、ダークネスレインと試し撃ちした後、Lv130ナラクで消滅させた。

魔族と戦った後、暫くディアブロはやる気がなくなって宿屋でダラダラしているのだが、エルフの王国からファルトラ市にシェラの引き渡し要求が届いた。実行されない場合は開戦も辞さないという事で、困った領主とギルドからエルフの王国との戦争を防ぐというクエストが与えられた。

さらに、グリーンウッド王国のキイラ王子がシェラに1億Fの懸賞金をかけたので、クズに狙われる確率も高くなってしまった。クエストは情報集めからという事で、ディアブロは領主に話を聞きに行く事にした。領主のチェスター・レイ・ガルフォード中将は、かつて魔族との戦いで活躍した英雄との事だったが、ただの嫌味なおっさんじゃないか。

売り言葉買い言葉で喧嘩になりそうだったが、情報伝達もいい加減だし、あまり有能な領主には思えないのだが。王都からも人材が派遣されているという事で、国家騎士アリシア・クリステラが紹介され、同行する事になる。

魔族と違ってエルフ相手だと、シェラの国の民だから、魔法で殲滅するわけにもいかない。手加減するために武器を探しに行くのだが、鍛冶屋にあった試製大戦鎌という、期間限定イベントのハズレ武器を入手した。これで、見た目の凶悪さが上がった。


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