異端の神言遣い

4047345024異端の神言遣い 俺たちはパワーワードで異世界を革命する (ファミ通文庫)
佐藤 了 武藤 此史
KADOKAWA 2017-01-30

by G-Tools

放課後、三人の女子と一緒に見知らぬ世界に飛ばされてしまった佐嶋駿介。そこは神に祈りの言葉を捧げることで魔法が発動できる異世界だった!規定に沿って魔法を使う現地の住人に対し、スポーツ万能な菜々子、文学少女の萌絵、ギャルの清花は、見た目からは想像できない趣味を活かして強力な詠唱術を生み出していく。一方、あまり役に立てない俊介には他人には絶対に知られたくないある秘密があって…!?ルール無用の異世界革命ファンタジー開幕!!


あまりにも派手すぎるから、異世界の魔法学院の制服なのかと思ったのだが、これが日本の高校で着用していた制服だったなんて。ギャルゲーでも、変形したマントみたいなものは付いていないだろう。

過去の黒歴史により、あまり人と関わらないようにして生きて来た佐嶋駿介は、ホームルームの時間に居眠りしていたため、下校するのが遅れてしまったのだが、まだ教室に残っていた剣道少女の海原菜々子に声をかけれれてしまう。

他にも、授業中でも本ばかり読んでいる文学少女の高山萌絵と、いつも男友達を引き連れているギャル野木清花が教室に残っていた。何故か、残っているクラスメイトのうち、誰が好みのタイプなのか問われる事になってしまう。性格は難アリの人物も混ざっているのだが、顔面偏差値だけは全員高いよね。

――時はきた――
――今こそ、運命の導きを我が手に……――


いきなり謎の声が聞こえて来て、教室が輝き始める。足元には魔法陣のようなものが現れて、別の場所に飛ばされていた。そこには村人が集まっていて、自由剣士のマリカに何者なのか問い詰められる。

飛ばされた場所は、フレアルードという世界にあるランドベルズ王国の僻地の村だった。フレアルードでは、言葉で神言魔法を発動させることが出来るのだが、飛ばされた面々は全員が魔法を使用する事が出来た。

神言魔法には文字制限がかけられていて、長文を使うと異端者として処罰されるらしい。一般人は10文字まで、騎士や聖騎士、神官なども20文字まで、国王や近衛騎士団長、聖騎士団長、、大神官すら30文字しか扱えないらしい。

神言魔法が使える事で調子に乗った海原菜々子がいきなり長文魔法を発動させたから、問題になってしまう。偶々、この村はゴブリンに襲われていた。ゴブリン退治をする事で村人お信用を得て、自由騎士マリカからは元の世界に戻るための情報を与えるという約束がされる。

身につけていたものしか持って来られなかったので、佐嶋駿介だけが携帯を所持していたのだが、その中にはこの世界の大精霊が入っていた。何故か携帯に取り込まれて出られなくなったらしいので、そのまま携帯から話しかけて来る。元々、名前は無いらしいのだが、中に入っているSariという音声アプリを利用して話しかけているので、サリィという名前になった。この世界の神ジュノーの全権大使らしい。

ゴブリンを統率しているゴブリンロードは、通常のファンタジーとは比べ物にならない程、頭が良くて神言魔法まで使えた。この世界の従来の常識にとらわれない日本人は、かなり強力な魔法が使えるのだが、ゴブリン達のゲリラ戦法に苦戦する。

そして、殺し合いなのにゴブリンの脚を狙ったり、ゴブリンロードを生け捕りにしたりと、手加減&平和ボケしすぎである。中高生向きライトノベルだから、主人公たちはあまり敵を殺してはいけないという業界ルールでもあるのだろうか。

生け捕りにしたゴブリンロードは、近くにある町まで運ばれるのだが、そこにはランドベルズ最強と言われる聖騎士グスマンがいた。この時点では敵か味方か分からなかったのだが、クズである。なので、クズマンと呼んでも良いだろう。

ゴブリン退治で目立ったので、村から離れて他の地域に旅立とうとするのだが、ラドンという怪鳥が襲い掛かって来たため、出発出来なくなってしまった。この世界の人間では思いつかないような発想で、独創的な神言魔法を駆使してラドンを倒すのだが、聖騎士グスマンに睨まれてしまう。

自由騎士マリカだけが連れて行かれてしまうのだが、マリカはこの国の第三王女だった。逃亡しているのは、クズ兄弟に疎まれ、策略に嵌められ、暗殺されかけていたかららしい。グスマンは、第一王子の命令でマリカを追っていたらしい。

クズの手からマリカを取り戻すため、4人は王国の砦に向かうのだが、またもや平和ボケルールが適用されているのか、手加減しすぎである。クズ勢力なんだから、一気に殲滅すれば良いと思うのだが。どうせクズな王族しかいないのだし、無双モードで王族ごと滅ぼして、マリカを女王にしても良いくらいである。

結局、一国の砦を破壊した事で、逃亡者になってしまうのが残念である。


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