すきが いっぱい

4577038145すきが いっぱい (翻訳絵本)
マーガレット・ワイズ ブラウン ガース ウィリアムズ
フレーベル館 2010-05-01

by G-Tools

“だいすきなもの”との楽しい時間…。すきがいっぱいあるって、とってもしあわせ。


42歳で急死してしまったマーガレット・ワイズ・ブラウンの絵本である。旅の途中で急死するという波瀾万丈な人生だけど、sペインの王子とデートしたり、ジェイムズ・スティルマン・ロックフェラー・ジュニアと婚約したり、かなりリア充な感じである。

今まで読んだ事が無かったけど、100冊以上の作品を発表しているらしい。本書は、好きなものだけが描かれたお洒落な絵本になっている。嫌いなものは出て来ない。私みたいにフォースの暗黒面に落ちすぎて、きらいなものだらけの人間には真似できないほど、すきすき攻撃になっている。ちなみに、主語は無いので、誰が好きだと言っているのかは分からない。

一番最初に登場する好きなものは、車である。お洒落な車だけでなく、人を乗せて運ぶ車や荷物を運ぶ車、さらにはタイヤがパンクしてしまった車まで好きだと言っている。普通の人は、タイヤがパンクした車は好きになれないだろう。無理やりポジティブ思考のあの少女すら、タイヤがパンクした時に「うわーい、良かった! タイヤがパンクするなんて!」と言うか、怪しいところである。

次は列車である。特急列車、ミルクを運ぶ列車、玩具の列車、貨物列車、蒸気機関車が好きだと言う。列車に乗っているのは、擬人化された動物達で、楽しそうである。私はてっちゃんではないので、列車には興味が無いのだが、あえて選ぶのなら、銀河鉄道を最優先で走る幽霊列車が世界の暗黒面を表していて好きである。勝ち組のための楽園を維持するために積まれている中身ときたら……。

その次は、星である。赤い星、青い星、黄色い星、白い星、星が好きだと言う。しかし、光らない星については言及しないので、好きではないのかもしれない。たまには暗黒太陽の事も思い出してあげてください。

雪が好きだと言う。私は、雪に関しては憂鬱な思い出しかないし、リア充ではないのでスキーにもスノーボードにも行かないので、嫌いである。戦闘妖精雪風なら好きだけど、あれは雪ではないからなぁ。

種が好き。人参の種、ほうれん草の種、トウモロコシの種、花の種が好きだと言う。私はナッツ系なら好きだが、種は比較的どうでも良い。ちなみに、某種は好きだけど、種死と呼ばれる続編は好きではない。

虫が好きという感情は、遠い過去に置いて来てしまった。今となっては、子供の頃に虫を触りまくっていた事すら信じられない。カブト虫すら触りたくない。ゴキブリ先輩に触られた時は、SAN値が下がった。

魚も、比較的どうでも良い。サカナくんみたいに魚に興味があるわけではないので、水族館に行っても美味しいそうなものが泳いでいるとしか思わない。

犬が好きというページも、比較的どうでも良い。子供の頃に野犬に噛まれて以来、犬もそんなに好きではないのである。猫のほうが可愛いに決まっている。今日の早川さんに出て来るティンダロスは可愛いけど。

船が好き。ヨット、モーターボート、ゴムボート、釣り船、潜水艦と、船も好きなようである。私も榛名と島風ちゃんは好みのタイプであるが……、おっと誰か来たようだ。

音が好き。遠い音、近い音、踏切の音、鳥の声、汽車の音が好きと言っているが、音楽ならともかく、その辺に転がっている音は、心に余裕が無いと邪魔にしかならないよね。受験生だったりしたら、秋に鳴く虫の声すら、呪い殺したくなるレベルだし。

最後は人だった。様々なものを好きだと言っているのが誰なのか分からないけど、これが作者の好きなものだとしたら、人が好きなのも当然だよね。本物の王子様とデートするような最上級リア充が、人間を嫌いになるはずがないのである。


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