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読書電撃戦

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Author:Riesling
あまり、電撃戦的な速度で攻略出来てないような気が……。図書館に無いから、電撃文庫は少なめです。

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■■■絵本「旅猫リポート」

4163900209絵本「旅猫リポート」
有川 浩 村上 勉
文藝春秋 2014-02-28

by G-Tools

深い事情を抱えた青年・サトルが、手離さざるえなくなった愛猫・ナナの預け先を探し旅に出かけることからはじまり、彼が辿ってきた人生で心通わせた懐かしい人たちと出会い、目に映る美しい景色――そして、当代きってのストーリーテーラーの作者ならではの渾身のラストは、「涙なくしては読めない」の声が全国から数多く寄せられた。本書『絵本・旅猫レポート』は、その感動をさらにスケールアップ。独特の淡いオリーブグリーンを基調に描かれた村上の精密な挿絵は、贅沢にも全点が絵本のための書き下ろし。有川の文章はキュートな猫の視点を巧みに操り、子供の冒険心をワクワクさせるものだ。


猫を飼えなくなった青年サトルが、一緒に住んでいたナナの新たな居場所を探して、友人や親戚などを訪ねて旅に出る。ちなみに、ナナという名前を付けられているが、雄猫である。とある理由で、数字の7からつけられたようである。

最初は、小学校時代の友人コースケのところへ行く。サトルとコースケは、スイミングスクールの帰りにハチという子猫を拾ったのだが、コースケの家は父親が猫嫌いだったため、飼う事が出来なかった。ハチはサトルの家で飼われる事になるのだが、ずっと飼い続ける事は出来なかった。

遠い南の町に住んでいるヨシミネは、中学時代の友人である。だが、ヨシミネの家には、茶トラのチャトラが住んでいた。チャトラは身体が弱くて親猫に見捨てられたのだが、身体が強いヨシミネも、仕事優先の両親に見捨てられ、祖母に育てられた。見捨てられた者同士が住んでいるので、サトルとナナは、旅に出て他の場所に向かう。

景色の綺麗な山のふもとでペンションを経営している夫婦、スギとチカコは高校と大学時代の友人である。三人で迷子の犬を拾ったのだが、スギとサトルは飼えなかったので、果樹園を経営しているチカコの家で飼う事になった。チカコがサトルを好きになるのではないかと心配したスギが、先に行動を起こすのだが、こういうのはズルいよなぁ。

サトルは両親の墓に辿り着いた。修学旅行に出かけるサトルを見送ってくれたのに、戻ってきたら二人とも居なくなっているなんて、酷い運命である。これが最後の墓参りという事で、嫌な結末しか見えてこないのだが……。

サトルとナナは、親戚のノリコおばさんのところに向かう。ナナはノリコおばさんのところに住む事となり、サトルは病院に……。なんだ、やっぱりフィクションの病死物で、BAD ENDじゃないか。しかも、猫がいてくれたからお互いに幸せだった、みたいな臭い話になっている。

Amazonでも高評価で驚いたのだが、こういうのが好きなのって、自分が幸せなリア充なんだろ? イヤミスなんかでも、不幸な話を読む事で、自分の幸せを再確認出来るとか言っている某詩人がいるじゃないか。

これが実話ならともかく、フィクションのあざとい病死物では全く泣けない。猫が出て来る分、セカチューよりはマシだったけど。恵まれない人間がこういう不運な話を読まされても、萎えるだけなんだが。

猫に釣られたけど、まさかこんなに臭い話だとは思わなかった。例え全米が泣いたとしても、私は登場人物を安易に病死させるあざとい作品では泣けない。こんなので泣いていたら、ノンフィクションの闘病物を読んだら、地球の海面が上昇するくらい泣かなければいけなくなるよ。
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