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読書電撃戦

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Riesling

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■■■巨大ウイルスと第4のドメイン(ブルーバックス1902)

4062579022巨大ウイルスと第4のドメイン 生命進化論のパラダイムシフト (ブルーバックス)
武村 政春
講談社 2015-02-20

by G-Tools

次々と発見される巨大ウイルスは、サイズが大きいだけでなく、多彩な遺伝子を持ち、細胞性生物に近い機能を備えているものもいる。これらの新発見により、「ウイルスは生物ではない」という定義が揺らぎ、巨大ウイルスは未知の生物グループ(ドメイン)ではないかという議論が湧き上がってきた。最先端のウイルス研究が「生物とは何か」をあらためて問い直す。


従来の常識を超える巨大ウイルスが発見された事で、生物とは何かという常識も揺らいでいる。細胞性生物に近い機能を備えているものもいるので、限りなく生物に近い。人間が勝手な俺様ルールで生物から除外しているだけで、これらの巨大ウイルスは、今までに知られて来た3つのドメインとは異なる生物である可能性がある。

中学時代に理科の授業で、生物は動物と植物に分けられると教えられたが、勿論これは誤りである。生物は真核生物と原核生物に分けられ、原核生物には細菌(バクテリア)と古細菌(アーキア)が存在する。動物も植物も真核生物なので、生物が動物と植物だけなら、バクテリアやアーキアは生物ではない事になってしまう。

という訳で、現在のところ、生物には真核生物、バクテリア、アーキアという3つのドメインが存在しているのだが、最近になって次々と発見されだした巨大ウイルスは、4番目のドメインではないかという仮説を立てる学者が出て来た。

ウイルスの分類に関する国際委員会において、ウイルスは「生きていない」ことが公式に認められているが、委員会が決めたからといって、それが真実であるとは限らないし、決定した時点では、まだ巨大ウイルスは発見されていなかった。

巨大ウイルスが生物なのか無生物なのかは学者でも意見が分かれている段階なので、この先どうなるのかは定かではないが、生物と無生物は綺麗に線引き出来るようなものではなくて、グレー・ゾーンが広がっている事が見えて来る。そもそも「生物」とは何なのかという根本的な問題を問いなおす、興味深い一冊となっている。
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