前半は写真ばかりで、後半、その写真に対応するショートストーリーがあるという形式。各話が短すぎて感情移入出来ないから微妙だけど、それなりに面白い。ただ、やるせない系の話が多いので読後感はあまりよろしくない。ある程度の齢を重ねた人間なら、過去の古傷が痛んだり、今現在の窮状に塩を塗りこまれた感じになるかもしれない。我が身と重ね合わせて、いろいろと痛い話が多い。人生の酸いも甘いも噛み分けた人向けだろう。中高生が読んでも、きっとこの痛さは判らない。
タグ : 吉田修一
« カンナさん大成功です! l Home l 春、バーニーズで »