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読書電撃戦

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Riesling

Author:Riesling
あまり、電撃戦的な速度で攻略出来てないような気が……。図書館に無いから、電撃文庫は少なめです。

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■■■純喫茶「一服堂」の四季

4062191857純喫茶「一服堂」の四季
東川 篤哉
講談社 2014-10-09

by G-Tools

珈琲の味は、いまひとつ。でも推理にかけては一級品。人見知りの美人店主は、安楽椅子名探偵。「春」「夏」「秋」「冬」の事件を描く傑作推理短編集!


表紙のメイドさんっぽい人に釣られてしまったのだが、東川篤哉だから、あまり期待してはいけなかった。春夏秋冬と、季節ごとに猟奇殺人事件が起こるのだが、バカミスと新本格系な感じで、トリック優先だから、殺伐とした話にはなっていない。

講談社の週刊現代のパッチもんにしか思えない、放談社の週刊未来という胡散臭い編集部で仕事をしているアラサーリーマン村崎が、緑川静子に呼び出される。村崎は、就職出来なくて苦しんでいた時、緑川静子夫人のコネで放談社に押し込まれたので、逆らえないのである。

旦那が浮気しているっぽいので、見張ってほしいと頼まれるのだが、ついうっかり寝てしまっている間に、旦那は密室で殺されていた。犯人がどうやって殺したのか分からなかったのだが、古民家にしか見えない喫茶店に入ったところ、人見知りの激しいメイドっぽい店主が謎を解いてしまう。

全く接客業に向いていないのに、殺人トリックが絡んでくると人格が変わり、いきなり乙女ゲームの悪役令嬢みたいな口調で謎を解き始めるこの人は、安楽椅子とかいて、あんらくよりこと読む謎の女店主だった。

連作で四話入っていて、田植えの手伝いに呼び出された大阪弁のお姉ちゃんが猟奇殺人事件に遭遇したり、売れっ子作家の美人助手がバラバラ殺人の被害者になったりと、主人公が交代しつつ、純喫茶「一服堂」に立ち寄り、豹変した店主に罵倒されつつ謎が解かれるというパターンになっている。

トリックを使うために無理やり人が死ぬ話を仕上げている感じなので、物語に全く深みが無いが、登場人物に感情移入する間もなく死体が転がるので、胸糞展開なはずなのにストレスフリーで楽しめる。

安楽椅子さんがただの解説装置でしかない点と、答え合わせシーンが無いので、推理が正しかったのかどうか分からないまま終わってしまうのが残念だった。最後のうんこ犯罪のオチが酷すぎる。こんなに可愛い女店主が経年劣化してBBAになってしまう結末なんて読みたくなかった。
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