読書電撃戦

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Riesling

Author:Riesling
あまり、電撃戦的な速度で攻略出来てないような気が……。図書館に無いから、電撃文庫は少なめです。

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■■■戦国小町苦労譚 2

4803009236戦国小町苦労譚 二、天下布武 (アース・スターノベル)
夾竹桃 平沢下戸
泰文堂 2016-05-14

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タイムスリップから約2年−−相変わらず農業に明け暮れる静子だったが、信長から「弓勝負」を持ちかけられたのをきっかけに、クロスボウを増産したり、村の拡大を機に戸籍まで作成することに。そして例のアレの生成に成功し、軍事的支援も! ? そんな中、信長はついに稲葉山城を攻め落とす。なぜか迷い込んできた本多忠勝や、同じくなぜか面倒を見ることになった前田慶次、濃姫まで絡んできて、より一層歴史の渦に巻き込まれていく静子の運命に刮目あれ!


お正月になった。村人と新年を祝っていると、伝令が来たので、三成のお茶の応用で、温いものと熱いものを用意させた。新年に慰労の宴会を開くので、静子も城に来るようにとの事だった。

翌日、静子が城に向かうと、用意されたのは、やたらと信長に近い席であった。隣には森可成がいるし、反対側には滝川一益がいる。近くには柴田勝家、丹羽長秀など、織田の重臣ばかりである。そんな場所にいては落ち着かないのだが、席替えを希望する事も出来ない。

さらに、信長に弓勝負を命じられる。信長の和弓と、静子のクロスボウで勝負する事になる。クロスボウは静子の細腕でも扱える程なのに、用意された的を貫通するほどの威力があった。勝負が終わった後、信長の和弓を引くよう命じられるが、静子の力では使う事が出来なかった。

信長はクロスボウを借りると、量産するよう命じ、森可成や嫡男の奇妙丸には、静子が知っている南蛮の兵法を聞き出すよう命じた。

ある日、椎茸栽培の山に侵入者がいる事が発覚した。静子はオオカミの一匹を援軍を呼ぶために戻し、栽培場所に向かうのだが、そこに居たのは馬に逃げられて山中で迷子になっていた本多忠勝だった! 信長は徳川と面倒な事になりたくないので、有耶無耶に済ませるのだが、忠勝が静子に惚れてしまい、面倒な事になる。これでは、歴史が小さく変わってしまうのではないか。

静子は三河の綿花が欲しかったが、上手い具合に本多忠勝がプレゼントとして花を持って来てくれた事から、織田と徳川が共同で栽培するという流れになる。

静子の村では、とうもろこし、ニラ、かぼちゃ、ナス、トマト、大根、ネギ、レタス、里芋、小松菜、金時ニンジン、カブの12種類が育てられていた。軍需物資は米、大豆、椎茸、蜂蜜、サトウキビ。非常食として薩摩芋。さらには独自の養鶏場で鶏肉と卵。油となる菜種と疲労回復に効く玉ねぎ。100人程度の村では、この辺りで限界だった。

奇妙丸は、茶丸という偽名で、静子のところに出入りするようになっていた。織田の血縁であるとは聞かされていたものの、正体が織田家の嫡男である事は知らない。もしも静子が天下を狙うなら、どのようにするかと聞かれて、畿内と京を押さえて帝の権威を上げ、征夷大将軍に任命されるようにするなど、色々な方法を答えるのだが、まさかそのまま信長に伝わってしまうとは思っていない。

信長には、様々な兵法が情報として入って来ていたが、武田の甲陽軍鑑まで含まれていた。酒で酔っぱらった静子が奇妙丸に教えてしまったらしい。さらに、武田信玄が不治の病を患っており、持ってあと6~7年だという未来の情報まで含まれていた。何で武田の重臣すら知らない事を、静子が知っているのかについては謎であった。

信長は静子の村の周囲を自分の手の者で固めて防衛する事で、間者が入れない状態にしようとし始めた。生産拠点も分散して、リスクを低下させる。全ての村を一つの施設と見なして、税を言い渡す事になった。

信長が出した最低ラインは、米500俵(俵1つ30kg、合計15トン)大豆800貫(約3トン)、黒砂糖8貫(約30kg)である。それ以上生産しても、5割は信長に納めなくてはいけないが、薩摩芋やかぼちゃなどの野菜類と、鶏卵は非課税となった。

ただの村だったのに、周囲は堀で囲まれ、出入り口は信長の兵が警備するようになった。そして、静子の家の隣には信長の別荘まで出来てしまった。

静子だけが新技術を知っている状況だと、敵勢力に暗殺されかねないので、知識を広めて底上げしようと考える。織田家の農民全てが農業技術を習得してしまえば、静子を狙っても意味がなくなるからである。

静子は、割り当てられた作物に関連して麻町、味噌町、蜜町、茸町などの住所をつけ、自分のいる村は元町と名付けた。住所を作り、そこから戸籍を作ろうとしていた。戸籍があれば、怪しい者が紛れ込む事が難しくなる。

いつも遊びに来ていた茶丸が熱っぽい状態で帰ってから、全く遊びに来なくなってしまった。暫くして、静子は奇妙丸の教育係に呼ばれるのだが、病で寝込んでいる茶丸と見て、相手が信長の嫡男だと知る。弱気になっている奇妙丸に手刀を入れると、現代知識を活かした療法で治してしまった。その頃、信長は美濃で稲葉山城を攻略していた。

信長は、すでに静子が南蛮人だとは思っていなかった。他の家臣などに知られると頭がおかしくなったと思われるので黙っていたが、静子がこの世界のものではないと気づいていた。静子は問い出され、覚悟を決めるのだが、正体がある程度バレてしまった後は、恐ろしい勢いで質問攻めにあってしまう。

静子は織田家相談役という、よく分からない役職に任命されてしまうのだが、その後は2ヵ月近く、何の音沙汰も無かった。次の命令は黒板とチョークではないかと思った静子は、耐火煉瓦が必要な事に気づく。耐火煉瓦を造るために耐火煉瓦が必要だという厄介な事になりかけるが、最初は耐火煉瓦を造るための窯が必要だった。

まずは粘土を造るための土練機が必要だったが、試行錯誤しながら組み立てて行く。実験を重ねながら耐火煉瓦まで完成させるが、これが鋼を精錬可能となる高炉への転用可能な戦略的資源である事については失念している。

森可成が、静子の馬廻衆となる者を連れて来るのだが、配下となったのは前田慶次と可児才蔵と森長可だった。森長可は手の付けられない悪ガキだったのだが、静子相手では、今までの常識は全く通用しなかった。最初は反発していたものの、鶏を食おうとしてオオカミに追いかけられたり、助けて貰おうと静子の部屋に行くと、寝ぼけた静子に朝までプロレス技をかけられたりするうち、大人しくなった。

収穫の季節になると、村の数が増えた事もあり、静子が納める米などの量は恐ろしいほどに増えた。他の生産物も、全て信長が買い取って他の商人に転売する仕組みにしたので、どんどん金が転がり込んで来るようになる。とはいっても、戦国の世で静子が買うようなものも無いので、馬廻衆にボーナスを支給する。

ちなみに、信長が出した最低ラインは、米500俵(俵1つ30kg、合計15トン)大豆800貫(約3トン)、黒砂糖8貫(約30kg)であったが、静子が収穫したのは、米6059俵、大豆122.7トン、黒砂糖400トンだった。

静子のところに、織田家に出入りして儲けている久治郎という胡散臭そうな商人がやって来る。久治郎が石ころを売りつけようとしたところ、静子が言い値で買うので前田慶次たちは驚く。その石は、江戸時代になってから掘り出される、磁器の原料となるものだった。

久治郎はもうひとつ、謎の商品を静子に売るのだが、それは現代人が使用していたバッグだった。どうやら、自分以外にもタイムスリップしてしまった人物がいるらしい。バッグの中に入っていた苗木の中から、無事だったものを栽培に回す事にする。

信長から大規模塩田作成と、町民の移住命令が来る。技術力を持った者を他所に移住させる事で、将来的には収穫が増えると言われ、静子も納得する。

大規模塩田のほうは、作業を命じられていた村民が、塩専属では心配だと訴えていたため、静子が漁業まで教える事になってしまった。集められた村人は、川魚しか知らなかったので、獲り方だけでなく、調理方法まで教えないといけなかった。

綿花栽培は、徳川方が警戒したので、少しずつしか進まなかったが、黒色火薬の件は、ついに生産する事が出来た。他にも竹素材による日用品の量産や、陶磁器の製作などが始まり、どんどん織田家の技術チートが進んで行く。
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