FC2ブログ

読書電撃戦

増え続ける積みゲーと積ん読タワーを相手に戦っています。マジキチ対策で閉じている間にブログ村から村八分にされたので、ブログ村ボタンは押さないでください。

ブログ内検索

プロフィール

Riesling

Author:Riesling
あまり、電撃戦的な速度で攻略出来てないような気が……。図書館に無いから、電撃文庫は少なめです。

当分の間、リンク、コメント、トラックバックには対応しません。アダルト、アフィリエイトへの誘導はご遠慮下さい。

カテゴリ

シンプルアーカイブ

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

FC2カウンター

■■■トウガラシの歴史

4562054085トウガラシの歴史 (「食」の図書館)
ヘザー・アーント アンダーソン Heather Arndt Anderson
原書房 2017-08-22

by G-Tools

マイルドなものから激辛まで数百種類。メソアメリカで数千年にわたり栽培されてきたトウガラシが、スペイン人探検家によってヨーロッパに伝わり、世界中の料理に「なくてはならない」存在になるまでの物語。


トウガラシは中南米原産の食物で、大航海時代以降、世界中に広まっていった。辛いイメージの食物だが、ナス科の植物であり、ハバネロみたいな暴君級の激辛なやつから、パプリカのような甘いものまで、幅広く存在している。

トウガラシに辛みをもたらすのは、結晶性化合物のカプサイシンである。トウガラシの辛さはスコヴィル値で表される。これはトウガラシを砂糖水に溶かし、辛みが感じられなくなるまで薄めたときの稀釈倍率である(単位はSHU)。青ピーマンは0、ハラペーニョは2000~8000、ブート・ジョロキアは80万SHUもある。ちなみに純カプサイシンだと1600万SHUである。

レシニフェラトキシン 160億 ←化学やけどを引き起こす毒素
純カプサイシン 1600万
警察官用トウガラシスプレー 530万
一般用トウガラシスプレー 200万
キャロライナ・リーパー 220万 ←キャロライナの死神
トリニダード・スコーピオン・ブッチ・テイラー 146万3700
ハバネロ 35万

以前、ついうっかり食べて死にそうになったハバネロが、こんなに低いだと!? キャロライナの死神は武器と同じレベルで、もう色々とおかしい。トウガラシは中南米で薬としても使用されてきたのだが、ひたすら辛くしていくと、武器として使用出来るレベルの、恐ろしい何かになってしまう。

コロンブスが新大陸に到達した後、トウガラシを持ち帰って来たが、最初は修道士が買入れ、観賞用として栽培したらしい。ヨーロッパで出回ったジャガイモやトマトが、毒性の強いものばかりだったので、トウガラシも警戒されていた。トウガラシはイベリア半島に上陸した後、オスマン帝国を経由して、短期間でアジアやアフリカに広がった。

トウガラシが食卓に出されるようになるまでは、数世紀を要したが、南国でしか育たない他の香辛料と比べて、トウガラシは欧州の気候にも耐えられた。誰にでも手に入れられるようになったため、上流階級には受け入れられなかったが、農民にとっては食生活を豊かにしてくれる、有難い食べ物となった。

欧州でトウガラシが定着するのに何世紀もかかっているのに対して、アジアでは早くから受け入れられているのは、他のナス科の植物を知っていたからかもしれない。
スポンサーサイト

コメント

■ コメントの投稿