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読書電撃戦

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Riesling

Author:Riesling
あまり、電撃戦的な速度で攻略出来てないような気が……。図書館に無いから、電撃文庫は少なめです。

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■■■バースデイ・ガール

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村上 春樹 カット メンシック Kat Menschik
新潮社 2017-11-30

by G-Tools

一年に一度の「特別な日」に贈りたいあなた自身が答えを見つける物語。二十歳の誕生日だというのに、アルバイトを休めなかった彼女は、ビルの604号室に暮らす不思議な老人に食事を届ける。ささやかな乾杯のあとで、彼女の人生に一体何が起こったのか……。中学校教科書にも採用され、人生と幸福について深く考えさせられる名短篇を、ポップなイラストレーションとともに贈るアートブック第四弾。


主人公はウェイトレスのアルバイトをしている。20歳の誕生日は特別な日として、同僚に休みを変わってもらうはずだったが、相手が高熱で仕事が出来なくなったため、いつもと同じように働いていた。

一緒に過ごす予定だったボーイフレンドと、数日前に深刻な喧嘩をしてしまったため、誕生日に仕事をしていても、それほどガッカリはしなかった。

働いている店は六本木にある、そこそこ名の知れたイタリア料理店だった。オーナーは同じ建物の6階に住んでいたが、絶対に店には顔を出さなかった。オーナーに会えるのはマネージャーだけで、毎晩8時になると、マネージャーがオーナーのための料理を運んでいた。

その日、マネージャーの具合が悪くなり、病院に運ばれて行った。8時になったら604号室に食事を運ぶよう、彼女はマネージャーに言われた。初めて会ったオーナーは老人で、暫く話をしていると、20歳の誕生日にひとつだけ願い事を叶えてあげると言い出す。

そして……。おいっ! 彼女が何を願ったのか語られないじゃないか。一体、何を願ったのか。私、気になります!

この物語は現在進行形ではなく、三歳年上の公認会計士と結婚し、子供が二人いて、アイリッシュ・セッターを飼っていて、アウディに乗っていて、週に2回は女友達とテニスを楽しんでいる彼女が、誰かに聞かれて話しているのである。

思いっきり勝ち組で勝ち犬っぽいが、願いが叶ったかどうかはまだ分からない。という事は、一瞬で済むような願いではなく、人生全体にかかるような願いなのだろう。

彼女から、もしあなたが私の立場だったら何を願ったかと逆に質問された「僕」は、20歳の誕生日からは遠く離れすぎていて何も思いつかないと答えるのだが、「あなたは、きっともう願ってしまったのよ」と言われて物語が終わる。

たいていの人は自分の20歳の誕生日をよく覚えているという設定になっているけど、それはリア充限定じゃないのか? 覚えていない人も何かを願い、それが叶ってしまったという設定なのだろうか。私の人生だけクソゲーすぎて願いが叶っていないようなのだが……。
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