つばき、時跳びつばき、時跳び
(2006/10/19)
梶尾 真治

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幽霊伝説のある旧家に住むことになった「私」は、ある日、突然出現した不思議な少女に魅せられる。150年の「時の壁」を超える恋の行方は? 「黄泉がえり」の作者が放つ、究極のタイムトラベル・ロマンス。


先祖が残した百椿庵という古い建物に住む事になった作家。そこには女の幽霊が出ると伝えられているのだが、何故か女性にしか見えないと言われていた。しかし、作家は男として初めて幽霊に出会ってしまう。若く美しい幽霊にまた逢いたいと思った彼は、百椿庵を調べるうちに、屋根裏に奇妙な物を見つけてしまう。

ある日、外出して百椿庵に戻ると幽霊が、生身の体で存在していた。幽霊の正体はつばきという女性で、どうやら150年前に百椿庵に住んでいたらしい。次第につばきに惹かれていく作家であったが……。

違う時代に生きた二人にどういう結末が訪れるのか、ハッピーエンドか、せつない離別か、最後まで目が離せない。カジシンだけに、細かい部分で突っ込みどころは多々あるけど、その辺はサラリと読み流して、あんまり気にしないほうがよろしい。ラストが、ややアッサリしすぎなのは残念。もう少し感動的に描けたら名作になったのに。
2008.08.06 Wed l 梶尾真治 l COM(0) TB(0) l top ▲

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